毎年1月1日の夜はどんな夢をみるのかな?と初夢に期待して眠りにつくと思います。(初夢は1月1日の夜にみる夢です)
初夢という概念は江戸時代から始まったとされ、正月に縁起の良い夢が見られると、その年は幸運に恵まれると言われています。
その代表例としてよく知られているのは一富士二鷹三茄子ですが、これには続きがあるのです!
あなたはご存知でしたか?
Contents
一富士二鷹三茄子の由来は?
【一富士二鷹三茄子】この三つの縁起が良いとされる理由は色々あります。
ポイント
・高いものを集めたから(標高の高い富士山、高く空を飛ぶ鷹、初物の茄子の高値)
・徳川家康が特にこれらの三つを好んだから
・富士は「無事」鷹は「高い」茄子は「成す」という縁起の良い掛詞を集めたから
と諸説あります。
…実は茄子の先にも続きがあるのです。
一富士二鷹三茄子の続き
19世紀の前半、備前福山の儒学者であった太田全斎は、『俚言集覧』という書物をまとめました。
内容は俗語・俗諺を集めて辞書式に整理したもので、分かりやすく言えば江戸時代の国語辞書の様なものです。
26巻にも渡るものですが、同書によれば「一富士二鷹三茄子」の後には「四扇五煙草六座頭」が続くと記述されています。
扇も煙草も座頭の歌も徳川家康が好んだものらしいです。
そしてこれは「一富士二鷹三茄子」と対応関係にあるとされています。
ポイント
・富士と扇は見た目が末広がりで縁起が良い。
・鷹と煙草(の煙)は上に昇るので運気上昇を示す。
・茄子と座頭は毛が無い(座頭は剃髪している)のとケガがないのを掛けて家内安全を示す。
一富士二鷹三茄子が初夢でみられなくても四扇五煙草六座頭のどれが登場すれば1年は幸せに暮らせるとの事です。
ちなみに逆夢として、便所、葬式、火事、など普段は忌むものを初夢に見ると縁起が良い、という風習もあったそうです。
隠れコラム「なんでもありやん!」
結論
一富士二鷹三茄子の続きは四扇五煙草六座頭!
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