学校の花壇や近所の畑、登山で山を散策中など土があるところでよく見かけるミミズ。
ピンクだったり赤黒かったりして、しかも長〜い身体なので気持ち悪い!と敬遠する方は多いはずです。
そんなミミズですが、ひたすら前に進む前向きな奴だったとご存知ですか?
前にしか進まないミミズ
ミミズの移動は、体をのばしたり縮めたり、または蛇のように体をくねらせる「ぜん動運動」で行われます。
また、普通に観察しても気付きにくいのですが、ミミズには体に短い剛毛が生えていて、その剛毛が滑り止めの役割をしてぜん動運動を助けています。
この剛毛のためにミミズはバックすることができません。
財布やリュックサックなどに使われているマジックテープを思い出して欲しいのですが、マジックテープは撫でる方向によって感じるザラザラ感が異なります。
これは繊維の生え方に向きがあるからです。
ミミズの剛毛もこのマジックテープと同じ原理です。
バックの時は毛の流れに逆らうので、後に下がろうとしても下がりません。
そのためにミミズは障害にぶつかると後ろに下がらず遠回りしてでも前に進もうとします。
いつも土の中のじめじめした所にいて暗いイメージのミミズですが実は前向きなやつです。
ひたすら前に進むミミズですが、夜の間も前に進んで一心不乱に土を飲み込み、1日に体重の約2分の1のフンを出します。
隠れコラム「ミミズにおしっこかけるとチンチンが腫れるって昔言われました」
結論
ミミズは前にしか進めない