夏になるとお祭りの会場や海の家などで売り出される「カキ氷」。
イチゴやレモン、ブルーハワイなど、色とりどりのカキ氷が並びますが、実は味は全て一緒で色だけ違うって知ってましたか?
「色」と「香り」にだまされているだけ
氷にかけられるシロップは色鮮やかで、イチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイなどが人気だと思います。
かき氷を食べた後に舌をベーっと出すと、シロップの色が舌に付いていますが、着色料が強力な証です。
お祭りの屋台や海の家で使われているシロップはスーパーでよく売られているものと同じですが、スーパーの無果汁のかき氷シロップをの成分表示を見ると、味が一緒であることが一目瞭然です。
どの味も原材料は同じで、違うのは使用している着色料と香料だけです。
ブルーハワイは青色1号、レモン味は黄色4号、メロン味は黄色4号と青色1号、イチゴ味はムラサキイモ色素(紅花色素)が使われていることが多いです。
赤くてイチゴの香りがすればイチゴ味、黄色くてレモンの香りがすればレモン味というように、香料と着色料の調整だけで味を錯覚してしまうのです。
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専門家によれば、見た目と香りのどちらが欠けてもダメで、仮にシロップをすべて透明にした場合、香りだけでは味を区別することもできないそうです。
色と香りの違いで、味のバリエーションを生み出すこの原理は、某有名炭酸飲料や、飴玉にも使われているとの事です。
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本物の味ではないかもしれませんが、かき氷は甘くておいしい夏の風物詩です。話のネタにして笑い飛ばしましょう!
結論
かき氷の味は、香料や着色料で錯覚を起こす。