世界中には約3万種類を超える魚がいるといわれています。
毒を持つ魚、飛ぶことができる魚、性転換する魚、光る魚など、個性的な魚は非常に多いです。
では約3万種類を超える魚の中で、一番小さい魚と一番大きい魚はどれくらいのサイズなのかご存知ですか?
世界一小さい魚
世界で一番小さい魚は「ドワーフ・フェアリー・ミノー」というコイ科に属する魚です。
体長は約1cm!
なんと最小の成熟個体であるメスは0.79cmしかありません。
身近なもので例えると、1円玉の直径は2cmですので、この魚は1円玉の半分ほどの大きさということになります。
「ドワーフ・フェアリー・ミノー」は、2006年にインドネシアスマトラ島中部の泥炭湿地林にて発見されました。
この泥炭湿地帯は酸性濃度がとても高い環境であり、その酸性度はレモンと同じpH3という数値を示しています。
隠れコラム「この魚、食べたら酸っぱいのかな?唐揚げにしたらレモン要らないのかな?」
非常に小さい個体ですが、こういった過酷な環境で生息している「ドワーフ・フェアリー・ミノー」は、とてもたくましい魚であることがいえるでしょう。
また、脊椎動物の中でも世界最小の生き物であるとギネス記録に認定されています。
世界一大きい魚
世界で一番大きい魚は「ジンベイザメ」です。
水族館で一度は見たことがあるのではないでしょうか?
他の魚と比べるとあまりにも大きくてとても目立つ存在ですよね。
沖縄県にある「沖縄美ら海水族館」で展示されているジンベイザメの大きさは8.8mといわれています。(2020年1月現在)
通常、「ジンベイザメ」の大きさは約10~12mで、重さは15トンを超えるほどです。
身近なもので例えると、一般道路を走っている路線バスの全長は10mのものが多いので、「ジンベイザメ」と路線バスの全長は同じくらいの大きさになるといえます。
しかし、これまでに発見されたジンベイザメの世界最大のサイズは、なんと体長約18.8m!
2001年にアラビア海で座礁したメスのジンベイザメでした。
沖縄美ら海水族館のジンベイザメと比べると約2倍の大きさということになりますね。
ジンベイザメは世界最大の大きさでサメの仲間ですが、性格はとてもおとなしく温厚な性格をしており、人間にとっては危険性の低いサメの一種になります。
結論
世界一小さい魚は約1cmの「ドワーフ・フェアリー・ミノー」
世界一大きい魚は約18.8mの「ジンベイザメ」
この2種類を比べると・・・差は約1,880倍!