「エリーゼのために」はベートーヴェンが1810年に発表したピアノ曲です。
印象に残るメロディーなので、ほとんどの人が一度は聞いたことがあると思います。
題名からすると、この曲がエリーゼに捧げる目的で作曲されたと考えるのが普通だと思いますが、真相は違っていました!
ベートーヴェンの身近にエリーゼはいない!
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)
音楽史上きわめて重要な作曲家といわれたベートーヴェンですが、今でも愛される名曲「エリーゼのために」を1810年に発表していました。
ただし、エリーゼのためにという曲名なのに、ベートーヴェンの身近にエリーゼという名前の女性はいませんでした。
楽譜に書かれていたエリーゼの正体がわからず、研究家は途方にくれました。
ようやく真相が判明したのは、20世紀に入ってからのことです。
ある音楽家がベートーヴェンの楽譜を鑑定に出し、題名のエリーゼの部分はテレーゼとも読めることを明らかにしたのです。
文字が汚いベートーヴェンだからこそ起きた誤読でした。
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楽譜はテレーゼ夫人の手紙箱から発見された
そもそも楽譜はテレーゼと言う夫人の手紙箱の中から発見されたものです。
テレーゼ夫人は結婚する前、ベートーヴェンの求婚を受け、これを振っていたりもするのです。
要するに、本当の題名は「テレーゼのために」でした。
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結論
ベートーヴェンの字が汚すぎてテレーゼをエリーゼと読み間違えて今に至る!
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