眠くなるとまぶたが重くなってきて思わず目をこすってしまいます。
また、朝起きたときにも思わず目をこすってしまいます。
こすると少しムズムズ、かゆいような気持ち良いような感覚になりますが、人は眠くなるとなぜ目をこすってしまうのでしょうか?
目をこする理由
寝ているとき、人間の脳や体は休んでいます。
眠くなるときも、脳や体が休もうとして働きが緩慢になっています。
副交感神経の働きにより血液の流れも遅くなり、血圧も下がります。
すると毛細血管が軽くうっ血した状態(静脈血の流れが妨げられて血液が滞る)になります。
毛細血管はまぶたにも張り巡らされているのですが、目のまわりの皮膚はとても薄いので少しうっ血しただけでまぶたが重く感じます。
そのため眠くなったときや、寝起きのときに、思わず重く感じるまぶたをこすってしまうのです。
無意識のうちに、まぶたのうっ血を解消しようとしているわけです。
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また、私たちの目は常に涙で濡らすことで乾燥から防いでいますが、眠くなると脳の指令が行き届かず、涙腺の活動が低下してしまいます。
眠くなると目がショボショボしてくるのもその為です。
それゆえに、涙の分泌をうながして目の乾燥を防ぐため、やはり目をこするわけです。
結論
眠い時に目をこするのはまぶたのうっ血を解消するため!