ゆるコラムをご覧の皆さま、囲碁の雑学に興味はありますか?
囲碁をやったことが無いという方も、漫画ヒカルの碁は読んだことあるけどいまいちルールが分からないという方もご安心ください。
今回はルールの解説では無くて、「へえ~そうなんだ!」という囲碁の雑学をご紹介いたします!
碁盤のヒミツ
囲碁の碁盤には色々な秘密が隠されています。
一見シンプルな作りに見えて、深い意味が込められていますのでいくつかご紹介します。
碁盤の足のヒミツ
少しふくらみがあって丸みを帯びた4本の足ですがこれは植物の「クチナシ」の実の形になっています。
なぜクチナシなのか?
それは囲碁の対局において打ち手は喋らずに無言、周囲の人も無言で口をだしてはいけないという意味でクチナシ(口無し)にかけたからです。
クチナシの実の特徴をとらえたオシャレな碁盤の足になっていますね!
碁盤の裏のヒミツ
碁盤の裏にはくぼみがあります。
この真ん中のくぼみを「血だまり」といいます。
日本では奈良時代(710年~)にはすでに盛んに打たれていた囲碁ですが、非常に重要な囲碁の対局中のクチナシ(無言で静かに打つ)に反して口をはさんだ人は罰せられて首をはねられ、その打ち首をこの血だまりの上に乗せられて見せしめにされたといわれています。
隠れコラム「血だまりがあるから魚を捌く時にまな板としても使える?」
ちなみに裏側の凹みは血だまりの他に「へそ」とも呼ばれます。
木材の乾燥によるゆがみや割れを防止したり、石を打った時の音を良くするという目的もあります。
碁盤の目のヒミツ
碁盤の目ですが通常19×19の格子が描かれています。
そしてここからが雑学なのですが、何と盤面は正方形ではなく、縦の方が若干長い長方形になっています。
縦の方が長いので格子も長方形になっています。
盤面が縦型になっているのは理由がありまして、対局者が座った時の視点で正方形に見える様に考慮されているからです。
碁石のヒミツ
囲碁は碁盤だけでなく、碁石にも秘密があります。
隠れコラム「以後(囲碁)宜しくお願いします」
実は、白と黒の碁石ですが、大きさがほんの少し異なります。
白の碁石の直径は21.9mmで、黒の碁石の直径は22.2mmです。
白の碁石よりも黒の碁石の方が厚みがあり、0.6mmほど黒の碁石の方がぶ厚くなっています。
黒の碁石が大きい理由は、白の碁石が膨張色で大きく見えるのでその錯覚を補うために黒の碁石を若干大きくして同じ大きさに見える様にしています。
ちなみに対局する時は下手な方が黒の碁石を使うという暗黙のルールがあります。
盤面が長方形だったり、碁石の大きさを変えていたりと、打ち手の視点に立った公平さが囲碁にはあります。
結論
囲碁の盤面や碁石には様々な工夫があった!
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