忙しい生活を過ごしている方でも手軽に野菜を摂取できる「野菜ジュース」
1食分とか1日分の野菜を使用していますとか、よくパッケージに書かれていますので、それを飲んだらもう野菜は必要ないとアナタは思っていませんか?
実は市販の野菜ジュースは野菜摂取の効果が少ないとの事です。
調査しました!
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栄養素が失われちゃう!
厚生労働省は、健康を維持するために成人は1日あたり350グラム以上の野菜をとるように推奨しています。
「健康日本21」の目標値が350グラムなのですが、これは量の目標だけで栄養素をどれくらいとれば良いかは示されていません。
隠れコラム「350グラムはきついよ」
この350グラムの数字をもとに、1日分の野菜がとれるとして売られている野菜ジュースは数多くあります。
350グラムと聞くと栄養もたっぷり入っていそうですが、野菜ジュースはその製造過程で、濃縮や殺菌を目的とした加熱が行われるため、熱に弱いビタミン類は失われてしまいます。
また、食物繊維も水溶性と不水溶性の2種類があり、後者はジュースの口当たりを悪くするものがジュースに適さないため、搾りかすとして捨てられています。
これだけでも、野菜ジュースを飲むことが、野菜を食べることと同じではない事が分かります。
メーカーも補助的に飲んでほしいと認めているところです。
自分で野菜ジュースを作れば栄養素はほとんど失われませんので自家製野菜ジュースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
市販のジュースの作られ方
加熱で失われるビタミン、水に溶けない食物繊維の除去以外にも、野菜ジュースを選ぶ上で、知っておきたい点があります。
1つは濃縮還元の製法です。
野菜ジュースの原料となる野菜は世界各国で調達され、加熱して水分を飛ばし濃縮したテイスト、あるいは粉末状態で輸入されます。
水分が多いとそれだけ重くなりますので、濃縮還元は輸送コストを抑えるための手段の1つです。
国内製造と表示される商品は、輸入した原料をジュースに戻す還元の工程が国内で行われたと言うことであり、水で薄めるのがその方法であります。
もう1つは、失われた栄養素や風味が添加物によって補われているところです。
隠れコラム「添加物は怖いよ」
特に香料については科学的なもの、天然由来のものを分けて表示する必要がないため、注意が必要です。
結論
野菜ジュースを飲んでも野菜を摂取した気になっているだけ!自分で作ってみよう!