物価の優等生とも言われるニワトリの卵。
栄養価が高く、その割に小売価格が変わらず安価で手に入る為、毎日食べている方は多いはずです。
毎日大量にスーパーマーケットに並ぶ卵ですが、それを支えるのが毎日産卵を行うニワトリです。
ニワトリは産まれていつ頃から卵を産み始め、どのくらいの期間卵を産み続けるのでしょうか?
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卵の産み始め
ニワトリのメスは生後120日目位から小さな卵を産み始め、180日目あたりにはほぼ毎日産むようになります。
卵から産まれた小さなヒヨコが半年位で毎日卵を産み始めるという、驚異的な成長を遂げます。
鶏のお腹の中で卵ができるまでには、約25時間が必要です(1〜2時間の個体差あり)。
例えばある日の午前9時に卵を産んだ鶏は、翌日は10時、その次は11時と卵ができる時間がだんだんずれていきます。
鶏の産卵は午前中のみ
産卵時間が午後にずれ込むと、その日は産まずに翌日の早朝に産みます。
鶏の産卵は明け方から始まって、午前9時から10時あたりがピークになります。
朝コケコッコーと鳴くのはオスだけですが、メスもやはり朝方のようです。
これは鶏の本能によるものです。
外的に狙われやすい夜に卵を産んでいる場合ではありません。
前述のように25時間周期で卵を産むために、産卵時間が午後になるとその日は産みませんが、翌日になると産卵を再開します。
しかも丈夫な鶏ならば2年間産み続けます。
とても凄いペースです。
朝に卵を産んだメスは、午後の間に産卵で消耗した体力を回復して、翌日に備えます。
休んでいる間に外敵から狙われる恐れがあるので、夜になると小屋の物陰に隠れていることが多くなります。
卵を産むために生きる毎日ですが、ニワトリさんたちのおかげで私たち人間は毎日おいしい卵が食べられます。
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結論
ニワトリは生後180日頃から約2年間ほぼ毎日卵を産む