牡蠣(カキ)は「海のミルク」とも呼ばれ、たんぱく質やカルシウムなど、さまざまな栄養素を多く含む食材です。
生で酢ガキにしても、加熱してカキフライやグラタン、鍋物にしてもおいしく食べられます。
店で売られているカキを見ると「生食用」もしくは「加熱用」という表示がありますが、どんな違いがあるのでしょうか。
生食用と加熱用の違い
あなたは生食用のほうが新鮮だと思っていませんか?
生食と書いてあると「生で食べれるくらい新鮮なのだろう」と思いがちですが、じつは生食用も加熱用も鮮度はほとんど同じです。
では何が違うのでしょうか?
それは養殖場所や処理方法です。
カキにはノロウイルスという細菌が存在する事があり、洗浄や加熱が不十分なまま食べるとあたってしまう(食中毒を起こす)場合があります。
そのため生食用にするカキは、海水中の細菌数などの基準をクリアした海域で養殖したり、紫外線による殺菌などをほどこすことが食品衛生法で定められています。
そして、衛生的である反面、洗浄処理によってカキのうま味が減ってしまうのです。
一方、加熱用のカキはそれほど基準が厳しくないので、コクやうま味では生食用より上です。
加熱して食べる場合は、生食用ではなく加熱用を使うのがベストです。
間違っても加熱用を生で食べないでくださいね!
隠れコラム「昔生ガキをアメリカで食べた時、腐ってたからコーラで流し込んだら口の中が汚物の臭いに変わって吐いた。」
結論
育ってきた環境が違うから~~
生食か加熱用か区別されるのは否めない~♪(SMAPのセロリ風)
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