木魚といえばお寺でお坊さんがポクポクポク...と叩く仏具ですよね!
お経を読むときに併せて叩かれる事も多い仏具ですが、よく見ると魚の彫り物がされていて、魚の形にもなっています。
「そりゃあ木魚って名前なんだから魚の形でしょ?」と思うかもしれませんが、ではどうして魚の形になったんでしょうか?
魚の形の理由
木魚は読経のリズムを整える為に叩かれますが、同時に読経者が寝てしまわないようにする為の眠気覚ましとしても叩かれます。
それならばどんな楽器でもよさそうですが、木魚が選択される理由は魚の特性にあやかっているからです。
昔は、魚は眠らないと思われていました。
魚には瞼がなく、目をつむることがないので、眠らないと誤解されていたのです。
その魚の話を聞いたお坊さんが「魚は日夜を問わず目を閉じず寝ないから、寝る間を惜しんで修行に精進する想いを何かに込めよう!」と魚を手本に木の楽器を使おうと思い立ったとの事です。
隠れコラム「寝る間を惜しんで修行って、サイヤ人が攻めて来る時の悟空みたいですね」
ちなみに木魚を叩くことで煩悩を吐き出させるという意味合いもあります。
隠れコラム「ポ〇ポ〇ポ〇チーンという下ネタが昔流行りました。」
結局、魚の形をしている理由は2つです。
ポイント
①寝る間を惜しんで修行するという強い意志を、眠らない魚(ホントは魚も眠る)になぞらえて
②読経中、寝てしまわない様に眠らない魚に願掛けするため
ただ、眠気覚ましに発明されたはずの木魚が奏でるポクポクポク...というリズムを聞いていると、かえって眠くなるような気がしますw
結論
木魚が魚の形をしているのは眠らないと思われていた魚にあやかったものだった。