学校給食といえば毎日牛乳がついてきましたし、お菓子作りにも牛乳を使うことは多いかと思います。
家でも良く牛乳を飲む!という方は多いと思いますが、安定供給されている牛乳、そこには当然ながら乳牛の頑張りがありました。
乳牛も子供を産まなければミルクは出ない
酪農家は牛乳(ミルク)を搾って販売するために乳牛を飼っています。
一般的な乳牛のイメージですが、メスの牛が成長すれば、いつでもミルクが出ると考えている方は多いと思います。
しかし、乳牛とはいえ、子供を産まなければミルクは出ないのです。
その点は人間やその他哺乳類とほぼ同じです。
ジャージーやホルスタインなどの乳牛も、子牛を産んだ後に、ミルクを出します。
ミルクを出せる期間は長く、1頭産めば、約300日間もミルクを出せます。
しかも、乳牛は、品種改良によって乳を大量に出せるので、子牛が飲まないミルクを充分に分けてもらえます。
乳牛がミルクを出すまで
酪農農家では、雌牛が生まれると、約14ヶ月で人工授精をさせます。
わずか1歳ちょっとで妊娠し、約10ヶ月の妊娠期間を経て出産します。
それから10ヶ月の間、ミルクを出しつづけるのです。
隠れコラム「乳しぼりした事あります。僕のしぼりかたが上手すぎて牛がうっとりしました。」
その後、2~3ヶ月間は体を休め、また人工授精して、妊娠、出産、搾乳を繰り返しています。
長いもので、これを一生に10回は繰り返します。
あっさりと書きましたが、そこには出産が伴っていますので酪農家さんたちも大変な努力をされています。
妊娠時の健康にも気づかい、出産時は24時間体制で牛を見守り、子牛が産まれてからは母牛と子牛のケアにも細心の注意を払っています。
乳牛にも負担はかなりかかっています。子供を産むということは母牛に相当な負担がかかり、命を落としてしまうこともあります。
普段飲んでいる牛乳は酪農家さんと乳牛の努力の結晶です。
大事に飲みましょうね!
結論
乳牛も子供を産まなければミルクを出せない。
乳牛の頑張りと酪農家さん達の努力の結晶、それが牛乳(ミルク)!